愛犬の手作り食の利点と難点

愛犬の手作り食には、以下のような利点があります。
一つ目は、「食い付きがよい」。
愛犬の手作り食の最大の魅力は、食い付きがよいことです。
犬を飼っていると、「自分の食事をねだってきたので、つい与えてしまった」という経験をした人は多いのではないでしょうか。
また、食欲が落ちているときに、ドライフードにササミなどをトッピングすると大喜びで食べてくれることも珍しくありません。

二つ目は、「体調の管理が可能」。
犬を飼っていれば、「愛犬には元気でいてほしい」と思うのが当然でしょう。
ドライフードだと与える量も内容もいつも同じになってしまうので、愛犬の体調に合わせるのであれば、量を変えるしかありません。
ですが、手作り食であれば、愛犬のその日の体調などに合わせたものを作ることができます。

三つ目は、「コミュニケーションがとりやすくなる」。
愛犬に毎回、手作り食を与えるのは確かに大変なことです。
ですが、ドッグフードよりも美味しそうに食べている所を目にすれば、食事を介して愛犬とコミュニケーションを取れていることが実感できます。
手作り食は、レシピ選びなどにより自然と意識も高くなりますし、食事の美味しさや楽しさを愛犬に与えることができるので、手作り食を介して愛犬に対する理解を深めることができます。

一方、以下のような難点もあります。
一つ目は、「続けるのが大変」。
手作り食というのは、いざやろうとすると難しいですし、続けるのもなかなか大変です。
ですから、ドライフードを即座に全部手作り食に変えようとせず、トッピングのみを手作りしてみたり、市販されている手作りドッグフードを与える所から始めるというやり方もあります。

二つ目は、「栄養学の知識が不可欠」。
ドッグフードを与えるのであれば、総合栄養基準を満たしているものなら何でもOKです。
ですが、手作り食を与えるなら、栄養バランスを自分で考える必要があります。
知識が皆無の状態で作り始めると、肥満などを引き起こすおそれもあるので、最低限の知識は欠かせません。