我が家では何匹かの愛犬を看取って供養してきました。実家の犬は火葬後に持ち帰った遺骨は庭の隅に掘った穴に埋葬して小さな墓標も作って供養しています。これは土地も家屋も持ち家なのでできることかなと思いますが、この時に知り合いに聞いた話ですが、先祖代々の墓などには、別に作るとしても敷地内にペットは埋葬しないほうが良いのではないかということです。長きに渡って親族が埋葬される墓地の敷地なので、後世には動物についてどんな考えの人がいるか分からないからです。

そのような話から近所の方とも話したことがあって、その方は「犬は元々野生の狼の子孫なので、死んだら山に返すんだ。」と言われました。実際に遺骨を山の土に埋めた方もいるとのことです、そのうちに土に帰るのかなとは思いますが、どなたかの持山だとしたら問題はないのかと心配にはなります。この辺りについては我が家ではまだはっきりと決まってはいません。

遺骨の前に看取りからのことを考えてもそれぞれにやり方があるようです。近所の方はペット葬儀社で火葬したり、出張での火葬を利用したり、さらには「死んだらそこまでお金はかけられないから。」と、道路などで轢かれた動物と同じように回収業者に依頼して引き取ってもらったという方もいます。

我が家での愛犬の看取りは突然で、看病などの時間もなくぽっくりと死んでしまいました。突然の事に何の考えも備えもなかったので、近所の方に聞いたペット霊園に連絡して火葬してもらいました。そこでは丁寧に扱ってもらって良かったですし、事前にどのように送りたいか、遺骨はどうするかなど説明と聞き取りがありました。

いきなりのことで慌てていましたが、遺骨はとりあえず自宅に持ち帰ることにしましたが、その霊園で埋葬することもできるようです。ですがまだそこに埋葬するという決心はつかず、山に帰すというのもどうかと迷い、愛犬の遺骨はまだ自宅にあります。今後ゆっくり考えないといけないことです。