我が家は今飼っているシェルティの前にも、シェルティを飼っていました。
その子は小さいころから非常にやんちゃな男の子でほとんど病気もしないようなとても元気な子でした。
シェルティは犬の中でも比較的平均寿命が長い犬種ですし、我が家の犬も14年間という長い期間私達と一緒に過ごしてくれました。
そんな我が家の犬は、老犬になっても特にこれといった大きな病気はなかったものの、肝臓の調子が悪く13年目ごろから薬の飲んだりと動物病院にちょくちょくと通うようになったのです。老いというのもありしょうがいないなと思ってはいたものの、薬を飲ませてもだんだんと弱ってきてほとんど動けなくなってきました。
元々は庭で飼っていた子でしたが、服薬や点滴をするようになり玄関で生活させるようになったのです。
そんなある日の事でした。
私が学校から帰ると、玄関に愛犬が寝転がっていて母親と妹が必死で声をかけていました。
目はまだなんとかあいていたものの、ほとんど意識もないような状態でした。
私もすぐそばに駆け寄り、愛犬が吐いてしまったものを片づけたり、スポイトで水分をあげたりとずっと近くで声をかけていました。
そして数時間が経った頃、急に大きな呼吸をするようになり、しばらくしてそのまま天国へ行ってしまいました。
すると近所の犬の散歩仲間の方などが、続々とお花を持って最後の姿を見に来てくれ、すぐに市の施設に連絡し翌日に火葬してもらえるように手配しました。
火葬も立派な御棺を持ってきてくださって、人のお葬式のように御棺に花や犬のお菓子などをいれさせてもらい、木の御棺だったので皆で愛犬へのメッセージを書きました。そして最後のお別れをして、そのまま火葬をして骨を自宅に持って帰ってきました。49日までは仏壇の横に、机を置き骨壺と写真を置いてお供え物をして供養しました。
そして49日を過ぎたころ、近所の動物霊園に納骨しに行きました。一匹での納骨が非常に高額だったので、集団での納骨となりましたがしっかり供養をしてあげる事ができました。
そして、それからも1年に数回は動物霊園に行きしっかりと手を合わせに行っています。