自然葬で一緒に海に散骨供養を望みます。

長年愛情を持って飼った犬の最期は本当につらいものです。我が家の愛犬も今はもう我が家の庭に眠っています。幸いなことに、ご近所の方の紹介でペット専門に荼毘にふして下さるところを教えて頂き、連絡しましたところ、亡骸を受け取りに迄、我が家まで来ていただき、数時間後に綺麗な骨壺に入って戻ってきました。もともと決して大きくはないサイズの愛犬でしたが、こんなに小さな入れ物に納まってしまったかと、少々、複雑な気持ちでした。

暫くは、家の中に手作りの簡易的な祭壇を設けてそこに遺影と共に置いておきました。しかし、人間と同様に、何時までも悲しさを引きずっていると、迷ってしまって虹の橋を渡れなくなってしまうと思い、新たに白木で骨壺を入れる箱を手作りして、その中にお花や大好きだったおもちゃやおやつを入れて、彼が一番お気に入りだった庭の場所に埋めてやることにしました。歴代の先輩猫や犬同様に、写真はいつも目に付くところに飾り、お花が添えられています。我々、夫婦も高齢となり、最後は自然葬をしてもらうことになっています。

その際に、可能であれば、一緒に自然葬にしてやりたいとも思っています。自然葬にもいろいろな形態があって、我々が望んでいるのは、荼毘にふされた後に粉骨してもらい、それを希望の海に散骨すると言うものです。既に、両親の自然葬も同様にした経験があり、その際、愛犬や愛猫とともに散骨される方もおられるようでした。一般的には、ペット専用の永代供養のようなシステムも良く見聞きしますが、我が家では、やはり、家族の一員として供養してあげたいと思っているので、少々変わって見られるかもしれませんが、自然葬にしようと考えています。

海に散骨されることで、ペットと共に、世界中の海を通して様々な国々など、あちらこちらに連れて行ってあげられるような気がして、それが実現できれば有難いと考えています。何かの縁で、家族となったペットですから。