愛犬はどのようにしつけるべきでしょうか

愛犬をしつけようとすると、色々なことを教えなければならず、困ってしまうと言う方もいるでしょう。そのような場合は。最低限のことをまずしつけておくようにしましょう。まずやっておくべきなのはトイレのしつけです。これは犬が家に来たその日から始めてください。決められた場所で、ペットシーツの上で行うことを覚えさせます。特に朝起きた時、食事の後や、それ以外にもその辺りのにおいを嗅ぎ始めたら、トイレに連れて行って排泄させます。それから噛んでいいものと悪いものを教えます。

甘噛みをそのままにしておくと、人間を噛んでもいいと思うようになってしまうので、たとえばおもちゃなら噛んでいい、それ以外は噛んではだめとわからせるようにします。特に歯が生え代わる時期の子犬は、何でも噛みたがるので要注意です。その他にも、人に触られることをいやがらないようにする、食事は指示が出るまで待つといったことも、早めに教えておきましょう。食事の指示の場合は、「まて」や「よし」などを覚えさせ、「よし」と言われたら食べ始めることを習慣づけます。それから子犬の内に他の犬と一緒に遊ぶとか、色んな人に会わせる、外出させるなどして、世の中の様々なことを教えるようにします。

これを社会化と呼んでいます。いずれの場合もしつける時は、愛犬と一緒に暮らして行く中で少しずつ覚えさせるようにしてください。犬を家族の一員とするには、飼主も努力しなければなりません。そしてどのようなしつけであっても、犬ができるようになったら褒めてあげるようにしましょう。褒められることで犬は、していいことを学ぶようになるからです。その意味でも逆にきつく叱るのはよくありません。

特にトイレがうまくできなかった場合に叱ると、隠れて排泄をするようになってしまいます。またミスをするとか、なかなか覚えない時に叱ってしまうと、攻撃的になることもあるので注意が必要です。それから、最初から何もかも教えようとしてはいけません。しつけがあまり長時間にわたると、犬が飽きてしまうからです。